【参考】歌の構成と声質の使い方(2003/04/27)
歌には「構成」があります。
1番、2番、3番とかハーフだとか。
この各コーラスの中でも
語り、サビなどに分かれます。
また、別の表現では
Aメロ、Bメロ、サビなど
ですね。

こうした構成に対して歌唱する場合、一番大切なのは歌い方以上に声質を変化させることです。
声質を変化させるというのは違う人のように声自体を変えて使い分けるわけです。

ものマネといのがありますが、ここでは声マネをして声質をいくつか練習して使い分けられるようにするといいでしょう。
正確には口の開け方とそれに伴う気管(喉)の太さ、胸の圧迫度、横隔膜の上下の変化で作るわけです。
口や喉は意識的にその部分を変化させるわけですが胸の圧迫度や横隔膜の位置は歌う姿勢で重心位置を変化させてそう動くようにします。(目線を利用する場合もある)

こうして作られた声質は自然に出る声質ではないので常に歌おうと意識すれば作れるわけなので多少の体調の変化でも変わりにくいプロとしてはあたりまえな方法です。

曲の構成で声質を2〜3通りを使い分けるだけでいいのです。あとはこの声質の変化に発音や声の大きさ、息と声のバランスなどの歌い方のテクニックを加えればいいのです。

声質は発声の基本で作られますので発声を訓練することで作る準備ができます。
【コラム】
歌手の声質は歌うときと喋るときで違うのがありますね。これは歌うときに使う声質が違うからおきる現象です。

【参考】歌とブレス(2003/05/01)
このブレス。けっこう息を吸うだけの目的になっていますが、実は歌唱面から見ると大切な役を息を吸う以外にもっています。

ブレスには深呼吸みたいな大きく息を吸うのとちょっとだけ吸う場合、また声を出している途中に盗み吸うような場合がありますね。
言葉を歌う前に普通は吸うと考えられますが、これをもうちょっとタイミング的に考えると次のふたつがあります。

1.大きく息を吸った勢いで声を出す。
2.大きく息を吸ってから待ってから静かに声を出す。

ここで「1」は普通のブレスです。このブレスの特徴は声の頭が強くなりやすいということで楽譜の小節の頭から始まる場合はアクセントになっていいでしょう。

さて「2」ですが、これは前の言葉の語尾の伸ばしなどがあってそれを止めた時に息を吸って待ってから次の言葉の頭に丁寧に入っていく場合です。これなどは楽譜では小節の頭が休符で始まる場合はこのブレスになります。この特徴は言葉の頭が弱くなって丁寧になることです。Aメロや語り部分ではこのパターンがあります。

ブレス位置については歌詞の改行で吸うというのが普通ですが、実は改行を跨いでブレスしないで続けることもあります。これなどは楽譜では小節の頭ではなく中途半端な言葉の切り替えしになっている部分です。とくにサビにある場合があります。

何気ないブレス。息を吸うだけの仕事ではなく次の言葉の発声に関わる大切な役目を作っているので意識したブレスをすることが大切です。
【コラム】
息を吸ってから声を出すというボイストレーニングでは普通のことですが、これを吸うリズムと声を出すリズムをスターカットしたりダブルスターカットすることで発声の練習には効果的です。
【参考】歌とブレス(2)(2003/05/04)
ブレスと声を出すタイミングは前述したように2つありました。
このブレスして息を吸った勢いで声を出せば当然その声の頭は強く出ます。
ここでむづかしいのは吸ってから少し待ってから声を出すという2番目の方法です。
息を吸えばその次には息を吐きたいのですが、ここで少し間を持つ練習をしましょう。
間をあけてから声を静かに出せば言葉は丁寧に出てきます。
これは楽譜の各小節の頭が休符である場合にこの手法が使われます。
問題は息を吸うブレスのタイミングです。
これはその前に歌っている声をいかに止めてブレスをして待って次の声を出すかということになります。
大切なのは声を止めるということです。

声を伸ばしている場合などにはこれをタイミングよく止めるのはリズムを聞きながらそのリズムの切れ目で声を飲み込むように止めるのがコツになります。
楽譜上では全音符で声を伸ばしすのではなく最後の拍で止めてブレスのタイミングをとってから次の休符で間をとるということになります。
ここで休符はブレスをする時間ではなくすでにブレスをしている息を止めて待っているのだということがコツになってきます。
Aメロや語りの部分ではこれが大切なタイミングになります。サビではちょっと違ってきますので注意してください。
【コラム】
ブレスにも実は2つの方法があります。 急激に息を思い切り吸うのとゆっくりと静かに吸うブレスがあります。
なにが違うかというと次の発声の間合いのとり方が違ってきます。これも練習して体験してください。
歌唱法(エンディング)(2003/06/16)
歌唱方法でエンディングについて実際には2つの方法があります。
一般的にレコーディング用の歌唱とステージなどライブでの歌唱が違う点があります。どちらがいいかというのはありませんが、これがカラオケ大会などでは審査員によって2つに分断される大きな違いがでてきます。

エンディングの処理ですが楽譜通りにきれいにトレースするのはいわゆるレコーディングなどでおこなっています。しかし、ライブやステージではこのエンディングを格好良く終わるということで実際には最後のひとつ手前までは普通に単調にしておいてブレスも余計にとってから最後のフレーズに入ります。そして語尾についてこれをもう一回ブレスを短くとってから2倍から4倍のスローにゆっくりと歌います。 そして語尾の伸ばす部分は2拍はノーバイブで平らに伸ばしそれからバイブレーションをかけます。そして伴奏とのタイアップをするみたいにリズムの中できれいに音を止めますと余韻を残すことができます。これが息が足りなくなって声が切れるのはみっともない状態になりますので注意してください。
このエンディングはフルコーラスでは本当の最後に、1番や2番の場合はほとんど楽譜通りにすることで最後が目立つようになります。

審査員についてはプロのアーティストやレコーディングディレクターはレコーディングの楽譜通りの歌唱で声質を活用して歌うことを期待しています。これが音楽には素人の審査員はステージ用の歌唱で見せる歌い方を期待していますのでこれも相手に応じて2つの歌唱を使い分けるといいでしょう。